にんじんサンデーの一口馬主ダイアリー

競走馬への出資(いわゆる一口馬主)をはじめたので、記録がてらに綴っていきます。

ノルマンディー人気のわけ

ノルマンディーの勢いが止まりませんね!今日はなぜノルマンディーがここまでの人気クラブになったのかを考えてみたいと思います。


① 格安

会費も一口価格も格安で、まさに一口馬主の門戸を広げたと言っても過言ではありません。この門戸を広げたことで数多くの会員が集まったことが人気クラブになった理由だと考えています。詳しくは最後にまとめますね。

② 岡田スタッドの躍進

昨年の生産者リーディングで4位。今年も5位につけています。サウンドトゥルーやスマートレイアー、ワンスインナムーンなどが重賞戦線で活躍していますし、ノルマンディーでもプラチナムバレット、ローズジュレップ、ディバインコードなどが重賞、オープン戦線で活躍を見せています。その岡田スタッドグループが母体のクラブですから社台グループに次ぐ人気になってもおかしくない話です。

③ 様子見ができる(できた)

もう過去形になってしまうかもしれませんが、様子見ができたことは大きな意味がありました。まずはゆっくりと募集馬を吟味できました。時には気になっていたお馬さんを数か月見守ることが出来たので、サイトへのアクセス数が半端ないと思います。おそらく会員1人あたりのアクセス数はキャロットよりも上なんじゃないかと思います。これだけアクセスすれば非会員さんでもクラブを認知、意識しますので様子見は所属馬の重賞制覇と同じくらいに宣伝効果があるのではないでしょうか。あとは出資に至っても至らなくても様子見していたお馬さんには愛着が沸きます。デビューしてからも「あいつ頑張っているかな?」と気になる存在です。こんな感情はキャロットやシルクではありません。様子見できたノルマンディーだからこそ芽生えた感情だと思います。この気持ちってクラブへの愛着や帰属意識につながる大切なポイントですよね。

④ 1年中何かしらやっている

一口1年目は1歳馬を決めてしまうと他にやることがありません。ただノルマンディーは2次だ3次だと募集が何回もあります。これはネガティブな意見ではなくてかなり良いことだと思います。会員はその度に募集馬をチェックすることで勉強する機会が増えますし、何より様子見してクラブや募集馬への愛着を深める機会になります。ほかにも季節ごとにキャンペーンがあったり会員さんを飽きさせません。これは本当にすごいこと。店舗に携わる仕事をしているワタクシは見習うべきところがとても多いです。本当にやることがなかった1年目はノルマンディーに助けられました。

⑤ ノルマンディスト

門戸を広げたことにより多くの方が会員になったと思います。その中にはTwitterやブログで興味深い話題を繰り広げたり、面白おかしい発信ができる才能を持ってらっしゃる方が少なくなく、クラブの盛り上げに一役買っていると思います。その発信力こそが昨今のノルマンディーの勢いを支えていると言っても過言ではありません。前述した様子見ができることや充実したイベントはノルマンディストに発信の機会を与え、いつの間にか大きなうねりができちゃう。サンデーレーシングの会員さんは「あ、そろそろ満口だ!〆切だ!滑りコールミー、ポチィィィィ~」なんて流れはつくらないでしょう(笑)あっても乗らないでしょう(笑)それに乗るのがノルマンディストであり、笑いあえるのもまたノルマンディストです。この楽しい発信力が他のクラブにはない魅力的なものになっているのではないでしょうか?もしかしたら一口馬主界ではマイノリティーなのかな・・と思っていた時期もありましたが、この流れはもはや全国区。水曜どうでしょうの藩士に似た存在がノルマンディストなのかもしれませんね。

これからも所属馬がそこそこ走ってくれて、1年中笑い合えるような楽しいクラブであってほしいなと心から思っています。
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  1. 2017/10/20(金) 23:52:13|
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「馬主の一分」を読みました。

ニューワールドレーシングが設立予定のクラブ法人が気になったので、タバートさんの本を読んでみました。


「馬主の一分」 マイケル・タバート著
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ニューワールドレーシングと繋がっているかもなと思ったのは以下のポイントです。

● 積極的に牝馬を競り落とす

著書の中で、牝馬を積極的に競り落とすのは価格が安く、繁殖に挙げられるということを重要視していました。オーナーズの募集馬6頭は全て牝馬で、おやっ?と思っていました。もしかすると、繁殖を前提の募集?と勘ぐってしまいます。引退後の権利が牧場側にあるとしても馬主側にあるとしても、どちらかが繁殖入りを希望していれば、仔を残せる可能性が高い。

● コミュニケーションが取れる調教師を重要視している

相談や報告をしっかりしてくれる調教師を好んでいるようです。リーディング上位に名を連ねる調教師への憧れは綴っていましたが、タバートさんが預けているのは3人の調教師だけ。円よりも縁を大事にしている印象でした。ニューワールドレーシングオーナーズの募集馬6頭はタバートさんが預けている3人のうちの1人+5人の6名。オーナーズのコンセプトに毎日の情報更新という項目があります。また、全員一致は難しくても出来るだけ会員の声が反映された運営(騎手の選択や海外遠征の有無など)という項目もあります。ここに賛同してくださった方々なのでしょうね。

以上です。馬主さんや調教師さん、牧場の方の書籍が大好きなので、オススメの本がありましたら、ぜひ紹介してくださいませ。

ワタクシは2016年産へ出資すれば一口馬主3世代目になります。3年続けてきて感じたのは、頭数が多すぎると難しいという事です。土日仕事の一口馬主ですので、口取りはもちろん、競馬場で応援する事すら難しい。VTRで出資馬のレースを観るだけです。もちろんそれでも楽しいし心の底から応援していますが、週に3頭いるとちょっと多いかも・・・と思ってしまう自分がいるのも確かです。将来的には現役馬を7頭くらいにするのもアリかもと思っています。その場合、40口1頭、400〜500口6頭くらいの割合が良いと考えていました。40口の場合、自分の予算でと考えるとノルマンディーのお馬さんが有力候補でした。そんな時ニューワールドレーシングのクラブ法人設立の報道がありました。40口との噂もあります。もしコンセプトがオーナーズに近いものであれば、そして予算が許すのであればアリだと考えるようになりました。

タバートさんはインスタで自身が購入したフランケル産駒(牡・牝)が来日している事を紹介しています。ニューワールドレーシングのクラブ法人で募集があるのかは、設立以降のお楽しみにしておこうと思いますが、さすがに私が手に届く範囲ではないでしょう。ただ、フランケル産駒なら牡馬でも繁殖入り(種牡馬になれる)の可能性があると思います。つまり、ニューワールドレーシングの募集馬は出来る限り繁殖入りを目指しているのかも・・・と妄想したりします。

競走馬の引退後は厳しいものがあり、生き残れるお馬さんは一握り。最近では引退後の活躍の場を広げようとサンクスホースプロジェクトなどの活動も盛んです。自分も大いに惹かれていますが、もし自分がそういったプロジェクトにお金を払う時は自分が出資したお馬さんにしたいと思っています。出資馬が、もしホーストラストなどの養老牧場で過ごすような事になれば、一口里親になりたいと考えています。自分の経済力では1頭を支えきれませんが、現役時代だけでなく引退後も1口でいいなら支えたい。そう考えています。

理想論で浪花節もいいとこですが、そんな一口馬主生活を送りたい。究極の理想は引退後も1口持てるクラブです。それが難しいのなら、会員がその後も追いかけられる(支えられる)ような橋渡しをしてくれるクラブ。新しいクラブ法人が設立されるたびにそんなことを考えています。
  1. 2017/08/23(水) 20:00:00|
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ニューワールドレーシング、一口馬主クラブ法人設立へ!

ハナズゴールの馬主さんとして知られるマイケル・タバートさんが一般の方を対象にした一口馬主クラブ法人「ニューワールドレーシング」の設立を目指している事が明らかになりました。

個人馬主向けのニューワールドレーシング・オーナーズを設立した事は耳にしていましたが、クラブ法人まで目指しているとは驚きです。

一体どんなクラブ法人になるのかとても楽しみですが、オーナーズのコンセプトやシステムを元に・・・という報道もあるので、まずはオーナーズのコンセプトを調べてみました。

ざっくりまとめますと・・

● 個人馬主向け(1/10)
● オーナーズ運営に関する費用(入会金・毎月会費・年会費)は一切なし
● 事務手数料及び賞金分配時の手数料は一切無し
● 2歳の1月1日以降の費用は全て明細を開示した上での実費のみ
● 育成がはじまってから引退まで毎日の情報更新
● レントゲン、喉や心臓の検査結果など、獣医チェックの元となる情報を全て開示
● 目標レースとして牝馬は桜花賞、牡馬は日本ダービーに設定
● 目標レースに出資馬が出走したら、所属厩舎に謝礼金500万円を支払う
(ニューワールドレーシング・オーナーズと会員は半分ずつ負担)
● 浦河町を中心に、日高地方を身近に感じていただけるサポート(名産物を届けるなど)
● 浦河町を中心に、日高の牧場が生産し育成したお馬さんを厳選(海外生産馬については例外アリと明記)
● 騎手の希望や海外遠征の是非など、全員一致は難しくても、会員の声はなるべく反映させる

いやいや、個性的なオーナーズですね。入会金や会費がないのはLEXも同じですが、賞金分配時の手数料がないのは異例ですね。ただ、同様のコンセプトがクラブ法人に適用できるかはわかりません。クラブ法人=金融商品を販売する法人ですので、金融庁の認可が必要です。事業の信頼性や継続性の根幹を担う部分でしょうから厳しい審査が待っているのが予想できます。もしオーナーズに近いコンセプトで設立できたら凄く興味のあるクラブになりそうです。

ニューワールドレーシング・オーナーズのコンセプトから感じたのは

「リスクの共有」です。

生産者は情報を開示する事で売れないリスクがある。
オーナーズは情報を開示する事で売れないリスクがある。
オーナーズは売れ残りが多発する事で評判を落とすリスクがある。
馬主は高いお金を払ったけれど走らないリスクがある。

これを既存の一口クラブ法人に当てはめて考えてみると、

生産者は良い情報だけ公表する事で売れ残りのリスクを避ける。
クラブは悪い情報をオブラートに包む事で売れ残りのリスクを避ける。
クラブは悪い情報をオブラートに包む事で、評判を落とすリスクを避ける。
出資者は高いお金を払ったけれど走らないリスクがある。

考えさせられますね。

私は出資馬が勝ってくれたら嬉しいですが、馬柱に載っているだけでも喜べちゃいます。あまり高くないお馬さんに出資しているからかもしれませんが、仮に未勝利で終わっても、ケガをしても、「出資した自分が悪い」と思います。生産者やクラブ、調教師、騎手のせいにしようとは思いません。既存の一口クラブで満足しています。

しかし、ニューワールドレーシングのコンセプトには感銘を受けています。正直、レントゲンを見ても喉の画像を見ても自分にはさっぱりわかりません。ただ、生産者として、商売をする人間としての誠意や人間性は伝わってきます。


実際に「生き物だから仕方がないよね」と言う事はあると思います。ただそれを出来るだけ少なくしよう!生産者とオーナーズも馬主(出資者)と一緒にリスクを負うんだという姿勢は感じます。

こういうの大好きです。

クラブの設立が順調に進んでくれる事を願っています。
  1. 2017/07/21(金) 00:09:21|
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DMMのクラブについて思う事

巷で話題になっているDMMの一口馬主参入ですが・・・

「投資やギャンブルではなくて感動体験の共有」
「リアルダビスタ」

などなど今までの一口クラブとは異なるコンセプトが聞こえてきます。

更に・・・

●口数が1万口
●初回の購入代金に引退までの維持費などが上乗せされているため、初回以降はコストが引かれない(ように見える)
●購入や支払い口座がDMM.com証券に指定されている
●専用のアプリで週5回の更新を予定

など、その内容も前代未聞と言えるのではないでしょうか。

すごくポジティブに捉えれば

●超良血馬に気軽な価格で出資できる
●ランニングコストを意識しなくていいので、回収率がわかりやすい
●証券会社の口座なら確定申告が不要になるかも?
●頻繁に出資馬の近況を知る事ができる

と考えられます。

ただねぇ・・・・。

1万口もあると「命名」「牧場見学」「口取り」「パーティー」など一口馬主ならではの所有感や交流は難しいように思います。果たして「愛馬」と思えるのか・・・。

初回以降の費用についてもエピカリスみたいに遠征になったらどうなるんだろう・・・。もしGIに優勝したら記念パーティーやるのかな?その分も会員が負担するのかな?などなど、どうも見込みが甘い気がしています。そもそもGI優勝記念パーティーは東京ドームか日産スタジアムでやるんでしょうか?それともオンラインパーティー?

広告か課金で儲けてきた会社が会費とお馬さんが稼ぐクラブ収入だけでやっていこうと思っているのでしょうか。キャロットの売上高でさえ11億ちょい。(2010年のものなので、今ではそれよりも上でしょう)それで満足できるのでしょうか?ワタクシにはアプリのダウンロード数やDMM.com証券の口座数、HPがあればクリック数を勘定しているのが思い浮かんでしまいます。

とまぁ、ちょっとディスっちゃいましたが、見方を変えればクラウドファンディングのように見えなくもない。一口馬主とて、ワタクシの収入ではそれなりの出資額と感じてしまいます。依然としてハードルが高いのは間違いありません。よりハードルを低くして新たな競馬の楽しみ方を提案するというコンセプトは応援したいので、これからどのようなクラブづくりをしていくか、楽しみにしたいと思います。

もしDMMが

将来的に牧場をつくり、牧場名を会員から募集する・・・なんていうリアルダビスタを追求しはじめたら、会員さんには「もちかね牧場」という名前で応募してもらいたいです。何か良い事あるかもよ(笑)
  1. 2017/07/15(土) 23:23:13|
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エピカリスの件から思う事。

ベルモントSへ挑戦するために遠征していたエピカリスでしたが、主催者側の獣医によるドクターストップ、無念の出走取り消しとなりました。エピカリスの将来を考えると良かったと思います。あとは無事に帰国して、また元気な姿を魅せてもらえればと。

しかし、各所で話題になっているのがエピカリスの出資者が負担した1口5万円の遠征費が無駄になってしまったという事実。

ドバイや香港といった招待レース(主催者側が遠征費を負担)とは違い、自ら遠征費を負担して海外レースへ挑戦したクラブ馬と言えばサンデーレーシングのオルフェーヴルや友駿のタップダンスシチーやエスポワールシチーが思い出されます。彼らはGIを勝ち、たっぷり賞金を稼いでから遠征したのに対して、エピカリスはまだ3歳になったばかり。中央地方合わせて5500万円ほどしか稼いでいない状況での遠征という判断が物議を醸している要因なのではないでしょうか・・・。

クラブの判断とかノーザンファームの意向とか海外レースの馬券販売を強化したいJRAの意向とか感じる事は多々ありますが、当ブログではこのあたりには触れずに今回のエピカリスの件から

3歳春にダートGIを!
海外遠征費はJRAが負担すべし!

という2つの事を考えてみました。


まずは3歳春のダートGI。ジャパンダートダービーをメインに据えるのは良いとして、中央馬にもそのステップレースとしてダートGIが必要だと考えます。それに伴い、GIの前哨戦となるGIIやGIIIも必要になるでしょう。ユニコーンSをGIに昇格させ、ヒヤシンスSと昇竜Sあたりを重賞に昇格という形が良いと思います。

昇格したユニコーンSの上位馬にジャパンダートダービーの優先出走権を与えることで、ジャパンダートダービーが更に盛り上がり、レースの格が上がると考えています。ダート路線のメインレースは地方に担ってもらうという配慮を維持しながら中央にも路線を設ける事で、2歳時に賞金を稼いだダート馬がレース選択に迷わないようにする事ができます。もしこのようなダート路線があればさすがのエピカリスも国内に専念したのでは・・・と考えます。

続いて、海外遠征について。

島国ですから遠征には必ず航空機での輸送が生じ、その費用は莫大なものになります。クラブ馬は会員が負担する事になりますし、個人馬主でも超がつく大物でない限りは自費での遠征は難しいでしょう。

そこをクリアにする奥の手として、JRAが遠征費を負担するというもの。

といってもただ単にどのお馬さんにも無条件に・・・という訳にはいきませんので、しっかりとポイントや賞金など基準を設けて、実績上位○頭などに絞ったほうが良いでしょう。

原資はズバリ海外レースの馬券売上の一部。

昨年の凱旋門賞、メルボルンC、BCフィリー&メアターフ、香港4競走の馬券売上は約95億円。たとえばそのうち1%を遠征費としてプールする制度を設ければ9500万円が残ります。これを遠征費として使う事で、実績上位馬の海外挑戦がしやすくなるのではないでしょうか。

将来的に海外遠征が活発になり、海外レースの馬券売上が200億円まで到達したと仮定すれば、1%でその予算2億円。10頭ほど招待でないレースに参戦できます。

もし活躍すれば、引退後に種牡馬や繁殖牝馬としてオファーがあるかもしれません。オファーを受けなくてもその仔を海外の馬主さんが買ってくれるかもしれません。馬産地にとっても良い事ですので、ぜひ検討してくれないかなぁ。


と、そんな事を考えさせてくれたエピカリスの遠征でした。
  1. 2017/06/11(日) 23:56:52|
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